大阪市阿倍野区で、木造軸組では日本で初めてとなる4階建ての長期優良住宅が建設されました。施工はモルタルメーカーの(株)豊運で、名称は「永遠(とわ)の家」。なぜ、木造軸組構法で4階建ての長期優良住宅が可能だったのか、ポイントは以下の通りです。
1. 日本木造住宅産業協会(木住協)の内壁耐火構造と(株)豊運の防火モルタルによる外壁耐火構造の併用により、1時間耐火構造を実現。
2. 柱フラットバーと、タツミのテックワンシリーズを中心とした金物工法の採用により、狭小地にもかかわらずスムーズな架構が可能に。
3. 壁倍率を7として、ダブル壁で14倍を実現し、大きな窓や出入り口を確保。
4. 外断熱として、エコ効果を発揮するため断熱モルタルをサッシに詰め、外壁に不燃材のHPコートを採用。
5. 屋上階は200mmのグラスウールに加えて、さらに100mmの断熱層(断熱モルタル等)により保護し、代用熱を四季を通じて活用。
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完成予想図
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